こんにちは。
香芝市のTri整体院より
津守辰哉です。
腰痛として現れる可能性のある
心筋梗塞についてです。
内臓の症状から背中の痛みや
腰痛が現れる話はよく聞かれると思います。
その中でも緊急性が高く
死に至る可能性のある腰痛です。
心筋梗塞：Myocardial infarction
冠動脈（心臓に栄養を送るための血管）
高度狭窄や閉塞により心臓の筋肉が壊死が起こり
心臓のポンプ力が弱ることで
心不全が起こり死に至るものです。
狭心症と心筋梗塞の関係
狭心症と心筋梗塞を混合している人もいますが
その二つは明確に違います。
狭心症も心筋梗塞と同じように
冠動脈が狭くなることで
心臓に栄養を送れないことで起こります。
一過性に胸骨の内側に痛みが生じ
一緒に左肩に痛みが現れることもあります。
ハードな運動をすると心臓がバクバクと
大きく早く動くことで全身に血液を巡らせますが
もちろん心臓も筋肉なので
心臓自身にも酸素や栄養がたくさん必要になります。
必要になった分心臓にも血液が多く必要になりますが
冠動脈の狭窄などが起こると
心臓に十分な血液量を送ることはできません。
冠動脈の狭窄が起こりやすい原因として
動脈硬化症があげられます。
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 喫煙
- 遺伝
これらの要因は動脈硬化を起こしやすいため
心臓へ直接血液を送る冠動脈も動脈硬化が進行します。
動脈硬化により動脈が閉塞し
心臓の筋肉が壊死には至らないものが狭心症、
心臓の筋肉が壊死に至ってしまうものを心筋梗塞と言います。
何度か狭心症を起こすと
心臓への血管である冠動脈が傷つき
血栓ができやすくなるため
冠動脈が閉塞しやすくなります。
心筋梗塞の症状
30分以上続く胸の真ん中のあたりの痛みが特徴
糖尿病患者や高齢者ほど
胸痛がはっきりしないこともあります。
やはり左肩の痛みや左腕
みぞおち、アゴが痛む人や
背中や腰痛を伴うこともあります。
ただの腰痛と心筋梗塞の見分け方
どちらも腰に痛みを発しますが
痛みを発するタイミングが違います。
ただの腰痛であれば安静にしていれば
腰痛は感じることは少ないですが
心筋梗塞は体勢を変えても激痛が伴い
それが長時間続きます。
狭心症の場合は数分～15分で収まります。
どちらにしても動作に伴う瞬間的な痛みではなく
持続的に体勢に関係ない痛みであれば
ただの腰痛ではなく
心筋梗塞などの関連痛であることを疑いましょう。
その際は119番に電話しましょう。
ただの腰痛と侮ってしまうことは
心筋梗塞による心不全で死に至ることにも
繋がってしまうのでお気を付けください。
以上、香芝のTri整体院より
津守がお送りしました。
